Photogenic |
7月のフォトジェニック |
No 8 日進店 photo by Taichi Ito |
写真とは何か?という質問を、時々します。
いろいろな考えの末、結局は
存在する美しさそのものを表現するということ、
そしてその過程でお互いに疎通するということ
この2つに整理されると思います。
記録して表現し、共に楽しむその過程で、私たちが優先とする価値を探す過程として、写真を受け止めています。だからこそ、ライフスタジオでは写真の技術的な話について、多くを語りません。物、現象を直視することのできる目を持つことに、注目しているのです。これも、私たちが超えるべきひとつの課題だと思っていますが、今は、そうなのです。
カメラを通して覗いてみると、いろいろな感情が行き来します。
誰が、何を、どのようにしているのかということを、カメラマンの言葉で表現し、その感情や考えを二次元的な平面でもう一度考える過程において、魔術が必要です。見える分だけ感じる、その境界線で、自らの限界を感じます。
家族はお互いが似てくるということを、撮影をしながらよく感じます。生まれてまだ1歳にもみたない子供であっても、その家族の香りを感じたりすることがあります。それぞれの家族においてそのような香りを写真で表現することが、カメラマンの役割であり、それもそんなに簡単なことではありません。
日進のインテリアを手がけながら、ブロックをはりつけ、色をつけながらもこれが何なのか?について、明確ではなく、微妙な感情を持ったままの壁でした。
そのセットで家族のその香りと色、ポーズの絶妙な調和がなされ、慰労されます。
カメラマンは多くのものを調和させ、新しい何かをこの世に誕生させる役割を持っており
この写真がまさに、その写真なのではないかと
日進のカメラマンにお礼を言いたい気分です。