Staff BlogNisshin

HarukaFujita
日進店

藤田 遥

長崎県出身、福岡と大阪を経て今は名古屋に住んでいます。

気軽にふじちゃんと呼んでください^^
自分に対していつも素直で、感情表現いっぱいな子供が好きです。

優しく温かいご家庭の姿を撮れたらなと思っています。
皆様にお会いできるのを楽しみにしています!

主題-3

2018/10/24

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私の好きな映画に「嫌われ松子の一生」というのがあります。
「告白」や「パコと魔法の絵本」の中島哲也監督の作品です。
私はもともと邦画にあまり興味はなく、「告白」が初めてまともに見た邦画ぐらいの人でした。
理由はいろいろあるのですが、そもそも元がSFアクション好きなので恋愛や人間ドラマの多い邦画に興味を持たなかったのも仕方なかったのだと思います。
そんな自分が初めて面白いと思ったのが「告白」で、そこから中島監督作品を見るようになり「嫌われ松子の一生」も見ました。
中身は「一生」というだけあって、松子という女性の人生を追った内容です。
あらすじは長くなってしまうので省きますが、わりと長く密度の高い内容なので、私は年末の連休のときなど疲れても平気な時に見ます(笑)
普段爆発が多くて頭を使わなくても見れる爽快なものばかり見ているせいかもしれませんが…

松子は波乱万丈な人生で、恋人も変われば職もころころと変わります。
その中で一定して持っている思いが「愛されたい」ということ。
自分自身はいろんな人を好きになり一途に愛するのですが、なかなかいろいろな事情があって、平凡な人生を暮らせずにいます。
彼女が最初に愛されたいと思ったのは自身の父親でした。
病気の妹がいたために、父親は妹の方を気にかけておりなかなか彼女は構ってもらえず、妹の元へ行く父の背中を見送ることが多かったのです。

愛されたいという思いは生まれたときから誰でも持っているものと思います。
子供だって、構われなければわざと悪いことをして気を引こうとしたり、自分の気持ちをおさえてでもいい子であろうとしたり、いろいろ手をつかって親の気を自分に向けようとします。
人にとって、誰かに自分を見ていてほしいという欲求は当然のものです。
幸せという状態は、その欲求が満たされているときでは無いかと思います。
家族でも恋人でも友人でも、自分の愛する人が自分のことも大事にしてくれているというのは幸福なことです。
その状態が簡単に手に入る人もいれば、入らない人も当然います。

夜の時間帯に撮る暗い写真というと、被写体がひとりであればどちらかというと孤独だったり、寂し気なイメージを与えます。
光の多さも人の心理に影響を与えると考えています。
だからここでは、被写体を映画の彼女になぞらえて、孤独な部分を考えて暗めに撮影してみました。
しかし孤独であっても、愛されなくても、何度でも立ち上がる強さを彼女は持っていました。
満たされていなくても、前に進むためには誰かに頼るだけじゃなく自分で自分を鼓舞する必要もあります。
求めるものが手に入らないから泣くことがあっても、自分で涙をふいて前へと進む。
そんな強さもあるべきです。

そして、愛されなくても人を愛することを松子はやめませんでした。
とってもいい映画なので、見た方がおりましたらぜひ語りましょう。


そういうわけで今回は外での街の撮影でした。
協力してただいた柴ちゃんありがとうございました!
 

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