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2016年7月 TED「現代の奴隷の目撃写真」

投稿日:2016/11/17

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2016年7月 TED  (担当:上田) 
TED「現代の奴隷の目撃写真」リサ・クリスティン
奴隷と聞けばどこか遠く昔の話のように感じるが、現代にも奴隷問題が存在する。
写真家のリサ・クリスティンは、NGO団体のフリー・ザ・スレーブと共に奴隷に会いに行き、その現実を写真に記録し、それを世界に発信するという活動を行っている。

■奴隷の定義
[1]自分の労働対価を得られず、経済搾取を受けている
[2]搾取状態に陥る際、暴力・威嚇・恐怖によって囚われている

■奴隷になる原因
[1]両親が貧困に窮し子供を売ってしまう
[2]誘拐・拉致(キッド・ラップ)
[3]本人が騙される(都会に行けば良い仕事がある等)
[4]貧困層の親が騙される(良い生活をさせると騙して子供を連れ去る)

■奴隷の末路
[1]性的虐待
[2]強制労働
[3]臓器売買
奴隷問題の現状「人が人をモノとして」
ライフスタジオの理念に真っ向から反対している

■奴隷が生み出す利益
全世界に奴隷は推定3580万人存在するといわれ、
その強制労働から生まれる利益は年間1500億ドル(約17兆7千億円)と言われる。
-奴隷労働の実態-
漁船、ダイヤモンド鉱山掘削作業員、綿花摘み、サッカーボール手縫い、ドレス縫製、
カカオ園、暴力団関係の性産業(売春)、レンガ造り、染物…etc

■日本の奴隷問題
日本には奴隷状態に陥っている人が推定23万人いるといわれており、
この数は先進国の中ではもっとも多く、奴隷問題に対する日本の意識の低さが伺える。
[日本での強制労働の例]
・企業による外国人研修・技能実習制度の賃金未払い
・暴力団関係者による性風俗産業での強制労働

-対話のまとめ-
①人権について
日本で人権が叫ばれ始めたのはここ最近のことで、太平洋戦争の反省からくるものがあるのではないか。故に人権というものについてまだあまり知らないともいえるかもしれない。人の人生はその人自身のものであり、誰かに搾取されたり操られたりしてよいものではないが、その概念すらない場所で育った人(生まれたときから奴隷の状態)は、それを求めることはない。

②人が人を人として
最初の人は主体(行為を伴うもの)、次の人は客体(関係を前提として確かに存在するもの)
最後の人としては、人を手段ではなく目的として接するということ。

③私たちにできること
消費者として、奴隷が生み出しているものが存在するということを知る。意識する。
安すぎるものの裏には安いだけの訳がある。アイフォンの部品工場がある中国の現場が大変厳しい労働環境にあるとの報道が出たが、アイフォンに関わらずスマートフォンは私たちにとってなければならないものであるため、非買行動に打って出るということはなかなかできない。企業がしっかりとこの問題に取り組むべきであり、フェアトレードを行っている企業もある。
 

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