Staff BlogYokohama Aoba

Reiri Kuroki
横浜青葉店

黒木玲理

初めましての方も、
お久し振りの方も、
いつもどうもー!の方も
こんにちは。

黒木玲理です。

ライフスタジオ8年目、2019年現在は横浜青葉店に在籍しています!

それぞれのお客様の「想い」にFitした撮影をしたいと思っています。
皆さんが、どんな想いで撮影に来てくださっているのか、色々聞きにいきますので教えてくださいね^^

Blogでは
Butterfly
写真分析
blog そして「はじめまして」は続く。
Let me see… わたしのこと
を主に発信しています。

お気軽にのぞいてみてくださいね。

Butterfly45 近すぎる写真館の近すぎるひとたち

2019/7/8

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【Butterfly】

 

 

セルフタイマーで集合写真を撮ったのは、この空間を共有した全員を、写真に収めておきたかったから。

クラッカーまで買い込んで、私はこの1枚を撮ろうと思っていました。

 

被写体であるこのご家族には、私はまだ3回しか会ったことはありません。

おじいさま、おばあさまに至っては、この日がはじめまして、でした。

しかし、出会いから今に至るまで、交わした言葉や、想いや、共感は、密度の濃いものでした。

『ライフファミリー』としても認定され、初めましての出会いであっても第三者に伝わるような関係を繋いでいくことはできるということを示すことができた、『近すぎる写真館』のひとつの存在証明とも言える関係を構築させてもらえたご家族。

Ballard Familyとのご縁は、『近すぎる写真館』の財産です。

 

その関係に基づいて、今回の撮影におけるママさんからのオーダーは、『ウェディング撮影』でした。

 

 

2017年の出会いを経てから、ママさんはライフスタジオのあらゆるコンテンツをフォローしてくださっていました。

個人のInstagramのアカウントもフォローし合って、互いの近況を窺い知ることができる間柄。

そんな彼女から、ある日届いたメッセージは、『8月のクリスマス』についての問い合わせでした。

当時、メインでドレスでの撮影を行い写真を発信していた『8月のクリスマス』のアカウント。その実態がどんなものなのか、という問い合わせに併せて、実はまだ彼女たちご夫婦がウェディングフォトを撮っていないこと、『8月のクリスマス』や千葉フォレスト店でウェディング撮影ができるのかどうか、撮影が可能なのであれば、私に撮影して欲しいと思っていること、等を相談されました。

 

そのご相談に、私は率直に、ライフスタジオの通常の撮影メニューとしてウェディング撮影の条件が整っていないことや、私自身にウェディング撮影の経験と技術がないことをお話ししました。

誠実に答えようとした結果、包み隠さず自らの不足もご説明することになり(笑)

ただ、実力不足かも知れないけれど、Ballard Familyが撮らせてくれるのであれば、私自身は最大限努力をしたい、千葉フォレスト店であれば環境や備品はある程度整えることは可能かも知れない、とお伝えしました。

 

 

少しして、ママさんから返ってきたお返事は、

『横浜青葉店でのウェディング撮影はできませんか?』というものでした。

 

『無理は承知ですが、レイリさんに撮ってもらうことに、意義があるんです。

ドレスは持ち込みで、カジュアルウェディングのような雰囲気で良いので、横浜青葉店で撮影できませんか?

ちゃんとした、いわゆるウェディングフォトとしてのこだわりはなく、ただ、あの空間で、家族がいて、青葉の皆さんがいて、そういう写真、そういう時間が欲しいのですが、難しいでしょうか?』

 

横浜青葉店は、通常ウェディングの撮影を受け付けてはいません。決して、ウェディング撮影に適した環境とも言えません。

環境や設備が整ったウェディングフォトのスタジオはたくさんあるし、技術のあるカメラマンもきっと大勢いらっしゃるでしょう。

そういうところでなら、衣装から何から全てお任せでも、きっと素敵な写真を撮ってもらえるでしょう。

 

しかし、彼女のオーダーを叶えられるスタジオは、世界で唯一ライフスタジオ横浜青葉店のみになってしまいました。

そして私も、技術がないとか経験がないとか言ってられない状況になりました。笑

 

相手の願いを叶えられるのが、自分たちだけだとしたら、……でき得る限りのことをしよう、そう思えるようでありたいと思っています。

現実的に不可能なことはできないけれど、形を変えれば、調整をすれば、できるように進めていけば、実現できることがありました。

何よりも、一生に一度のウェディング撮影で、『横浜青葉店での時間と、写真』を求めてもらえることは、『近すぎる写真館』として、これ以上ない幸せなことでした。

 

 

その日から、ママさんとはイメージ写真の送り合いを重ねて、『横浜青葉店でのウェディング撮影』の形を擦り合わせていきました。

カジュアルウェディングの雰囲気で、ご家族は白シャツとジーンズで、ドレスはシンプルなラインで……そんな打ち合わせを重ねながら、ママさんのお腹には3人目のBabyが来てくれたりもして。

私自身は、自分がどのくらいできるのか未知数なまま、それでもできる限りの準備と、『近すぎる写真館』としてのおもてなしをしよう、ということで精一杯でした。

躊躇いも、怯んだことも、プレッシャーもあったけれど、せめて自分たちらしく、できることを最大限、全力でやり尽くしていくことこそ、私たちの真正性である筈だと信じるより他はありませんでした。

 

 

撮影当日、スタッフたちのドレスコードは『白+デニム』で統一して、一緒にお祝いをさせてもらうような、式に参列するGuestのような気持ちも含んで、Ballard Familyをお迎えしました。

1年振りのRioくんとReiくん。

出会った時はほにゃほにゃのBabyだったReiくんが、会話を楽しめるくらいの成長を見せてくれて、Rioくんは相変わらずとても紳士な男の子でした。

ママさんのお支度中は、なっちゃんと一緒に子どもたちのバースデーフォトを撮りながら、初めましてのおじいさま、おばあさまといろんなお話をして、おふたりの2ショットも少しだけ撮らせてもらいました。

相変わらず背の高いパパさんのソロ写真も、今回初めて撮影。

日本語が堪能な方なので、コミュニケーションには何の問題もないけれど、一対一で向き合った時にちょっと意表を突きたくて放った、

「ミスター、とってもクールです」という変な日本語は、思ったよりも効果的にその表情に作用したものでした。笑

ご家族全員にフォーカスしながら、いろんなお話をしながら、主役のママさんの登場を、待ちました。

 

 

お支度が終わって、ホリゾントに現れたママさんは、本当に綺麗でした。

カメラを持って、改めて向き合って、私は自分とも向き合うことになります。

ウェディングの経験も技術もない私が、今、この時、こんなに綺麗な彼女を、どう撮るのか?

この日までに、ひとを撮るとはどういうことか、ライフスタジオの写真とは何か、めちゃくちゃ考えて長い文章を書いて、自分なりに整理して、この撮影に臨んでいました。

足りないものだらけの私が、その全てを補おうとするには無理があります。『わたし』が撮ることに意義がある、そう言い切ってくれるこの美しいひとに、せめて私は『わたし』を剥き出しにして対峙することしか、できません。

『わたし』という人間らしく。

不器用で、ジタバタしてて、ちょっとかっこ悪いけど、それが『わたし』なので、仕方ない。それで良い、それが良いと言ってくれるひとの為に、私はそんな自分で勝負していくしかないのです。

 

撮影は無我夢中で、見慣れた筈の空間は少しだけ『いつも』と違う表情を見せているように、見えました。

でも、それはきっと、Ballard Familyのおかげなのだと思います。

足りないものだらけの私に任せてくれた、この大切な撮影は、フォトグラファーとしての『わたし』に急激な条件変化を与え、色んなものを少しずつ、変えました。

相変わらず不器用で、かっこ悪いままではありますが、それでもこの撮影でまた少し、『わたし』は変化することができたのだと思います。

 

 

【変化のきっかけになるような刺激を与えてくれるご家族】。

 

1年経って、今までの関係からまた一段、深いところで繋がったような感覚があります。

最初の出会いがあって、そこから繋がった信頼があって、『近すぎる写真館』の存在証明、という規定をしました。

『近すぎる写真館』は、その姿勢を貫き続ける為に、変化発展をしていかなければなりません。

ひとの想いや願いに共感して寄り添うこと、寄り添い続けることは、そんなに簡単なことではないと思っています。同じところに留まったままでは、共感する感度は鈍っていきます。

だからこそ、私は、私たちは、変化し続けなければいけない。

必要なのは、こうして繋がっていく関係。相互に人間らしく、誠実に向き合うことで、自分たちに求められている変化のきっかけを得ることができます。

そして、誠実でいたいと思うのなら、そのきっかけを逃すわけにはいかないのです。

 

近すぎる写真館の、近すぎるひとたち。

staffだけではなく、横浜青葉店を愛してくれる全てのご家族が、きっとそうなのでしょう。

横浜青葉店を『近すぎる写真館』たらしめる、その為のきっかけを与えてくれるひとたち。私たちは、そのひとたちの為に変化しようとする誠実さを持ち続けていたい。

 

Ballard Familyの存在は、私たちが『近すぎる写真館』で在り続ける為に、欠かすことのできない大切な繋がりです。

 

 

きっとまた、来年。

飛行機に乗って海を越えて、今度は小さな妹さんも一緒に、こうしてみんなで集合写真を撮る日が来るでしょう。

 

その日まで、『近すぎる写真館』は少しずつ、少しずつ変化しながら、ひとの想いや願いに寄り添い続けていきましょう。

 

 

 

〜Butterfly45  近すぎる写真館の近すぎるひとたち

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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