2024年3月。あなたが

小学校を卒業する日が来ました。

家族ぐるみで仲良くしてもらっている彼女と出会ったのは彼女が3歳の時。我が子と幼稚園バスが同じだったのでほぼ毎日一緒でした。

お互いの子達が小学生になっても定期的に遊んでいたけど、流行病のおかげだったりでなかなか会えない日も増えたりして。それでも集まればみんなで騒いで笑ってニッコニコの笑顔で駆け寄ってきてくれる彼女は我が子のように可愛い子。

そんなあなたの記念すべき日。

ありがたい事に卒業式のお支度をさせてもらいました。

 

卒業式の早朝。

自宅にお邪魔して、こちらも幼い頃から知っている高校生のお姉ちゃんと並びながらヘアセット。

メイクをしているお姉ちゃんに「え？！学校行くのにメイクすんの？そんな良いの使ってるの？！笑」なんて茶化しながら(笑)

横ではママとパパが掃除をしたり準備をしたり。

それは私達にとっては割と普通の風景でそれほどお互いに近い存在であるんだなと少しくすぐったい気持ちになりながら嬉しいな。ありがたいなと思いながら準備を進めていました。

途中一緒に朝食を食べた後、またいつも通りのたわいない話をしながら彼女が選んだという袴を着付けると、毎日ママに手を引かれバス停に来ていた幼く小さかった彼女は学校が離れてしまう友人に宛てた手紙を確認し、大切そうに鞄にいれて「いってくるね～！」と玄関を出て行き、ママパパと一緒に私も彼女の小学校生活最後の登校を見送りました。

その姿に「大きくなったなぁ。」と。

昨年、我が子の卒業の時にも思った事ですが、まさか今年も同じ気持ちを抱かせてもらえた事に改めて感謝しました。

そして、卒業式後にはスタジオで撮影もさせてもらいました。

私の知る彼女は小さくて、幼いイメージだったのに今では身長はほぼ私と変わらず…口調もしっかり。なんなら私のボケもサラリとかわしてくれます。（笑）

会えないうちに心身共にだいぶ大きくなっていた彼女…

支度中も何度「大きくなったねぇ。」と言った事か…本当子どもの成長ってはやいなぁ…。一瞬だもんなぁ。

スタジオでファインダー越しにみた彼女は女の子ではなくすっかり女性でした。

個人練習として撮影をさせてもらっていたのこの日、コーディネーターはおらず、遠くからカメラを構える私の「〇〇してみてー！」なんてラフな声掛けにスッと対応してくれる彼女はとってもモデル上手でこれは新たな発見でした。

撮影中カメラを構える私をママが撮影してくれていました。

こんな風に気心しれた友人に見られていることに少し恥ずかしくもなりましたが、大好きなご家族、我が子の様にかわいい彼女の撮影させてもらえた嬉しさも今の私を映してくれていた事も嬉しくて写真を見返してはニタニタしてしまいます。（笑）

 

袴姿とお姉ちゃんが卒業時に着たスーツ。上手だったのでスタジオ衣装も着て撮影させてもらいました。

このニカッと笑う姿。幼いころから変わらず。

これを残せたのが嬉しい！！

 

幼くて、少ししたったらずだったあなたはこんなにも大きくなって、すっかり大人の女性になっていたんだね。

今これを書きながら写真を見返してはやっぱり「大きくなったなぁ。」と何度も思います。

 

出来上がった写真を見て、ママが「卒業式泣かなかったのに泣きそうになった。」との言葉をくれ、ママも彼女もとても喜んでくれた姿を見て、お支度をして、撮影をして…着付けやヘアメイク、カメラ。すべての事を諦めずにやってきて良かった。と思いました。悩んだり壁にぶつかったりがたくさんだし、自分に自信がなかったり、自分の不甲斐なさなんかに落ち込んだりもするけれど…自分でもう少し自分を褒めてあげてもいいのかな？と思わせてもらったのと同時にもっともっと成長しなきゃ！！！とも思わせてもらえました。

私のことを知っているからこそくれる言葉がとても嬉しくて、それは私の中にすっと入ってくる。きっとあなた達と私たちの関係は変わる事はないので、この先もあなた達の姿を見せてもらえると思うと楽しみです。

あなたの今を残せて幸せでした。ありがとう！！
 

Photo：jasmine