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【殿堂入り078】Hayakawa Family(Kuroki Reiri)

投稿日:2018/12/27

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たからもの

- Hayakawa Family -


写真で、想いの全てを伝えることはできないから、言葉にしています。

『Butterfly』や『「はじめまして」始めました。』といったシリーズもの(?)を書いていると、書かせていただいたご家族から「Blogが宝物になりました」という嬉しいご感想をいただくことがありました。自分の綴る言葉が、誰かの宝物になる。そんな大それたことになるとは思ってもみてなかったのですが、そういえば、2年前にも同じことを仰っていただけたことがありました。

新横浜店で、『New Birth Baby撮影』をしていた頃。第2子が生まれたばかりだったHayakawa Familyの撮影をしました。『New Birth Baby撮影』で撮らせていただいたすべてのご家族は、掲載不可でない限り、新横浜店のFacebookで写真と一緒に撮影の時のエピソードや私たちの想いを綴っていました。思えばそれは、今で言う『Butterfly』に近い性質を持っていたのかも知れません。当時の新横浜店はbaby撮影店舗として、七五三撮影はしていないし3歳以上のサイズの衣装もなかったけれど、babyの撮影ならとにかく任せてもらえるような、そんな店舗にならなければなりませんでした。だからこそ、写真と、エピソードと、想いを発信して、baby撮影にかける自分たちの姿勢を表明し続けていた2016年。新横浜店のFacebookを掘り返してみたら、昔の文章を見付けました。

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(中略)
スタジオに入るや否や、走り回る兄。お電話の時点で「相変わらず、うちの子凄いので…よろしくお願いします」とママさんから伺ってはいたので、心構えはできていました。
「お任せください、お兄ちゃんはちょっと疲れさせてから撮影しましょう!」という、写真館として前代未聞の提案に、ノリノリで乗っかって、お兄ちゃんを「ちょっと」疲れさせるべく走り回るパパさん。そして先にグロッキーになってしまうパパさん。笑
2歳のエネルギー、侮れません!!!!


そんな運動会みたいな撮影空間で、主役の弟くんは、賑やかなパパママお兄ちゃん(&私たち)の声を聞きながら、それはもう安心しているようで。
お兄ちゃんを追いかけて走ることはまだできないけれど、小さな足や腕をもぞもぞ動かしながら、ニコニコと笑っていました。
生後2ヶ月。一般的には、まだまだか弱い小さな赤ちゃんをイメージしがちですが、そこはやっぱりひとそれぞれです。早6キロのその体躯、うつ伏せしたってしっかり顔を上げてくれます!

 

写真は、観察から始まる。と、あるライフスタジオのカメラマンは言いました。
目の前のひとを、赤ちゃんを、私たちは観察します。からだの造形も、目鼻立ちも、表情の出方も、動きの範囲も。人それぞれに違っていて、ひとくくりに『生後2ヶ月の赤ちゃん』としてまとめてしまうことは、できません。
大人にだってそれぞれの性格があるように、赤ちゃんたちにだってそれぞれの性格があって、言葉で表すことがないからこそ、じっくりゆっくり観察して、何がしたいのかな?何が安心できるのかな??と、探ります。
彼の場合は、同月齢のBabyたちよりちょっと体力があって、背筋がしっかりしていて、お兄ちゃんの元気な声が大好きで。
きっと、あとほんの少しの時間が経てば、むっくり起き上がってお兄ちゃんを追いかけながらハイハイしたりしちゃうんでしょう。
今だからこその、きょうだいの姿。あと半年したらどうなってしまうのか…恐ろしさもありつつ(笑)
それでも、ぴかぴかのお日様がよく似合う、このFamilyの撮影を、これからも汗をかきつつご一緒したいと、思うのです。

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ママさんから後日いただいたメッセージには、
『Facebookのページ、画面メモしました!宝物にします!!』と書かれていました。思えば、自分の書いた文章にそんなレスポンスをいただいたのは、その時が初めてだったかも知れません。それは、何だかくすぐったくなるような、嬉しいというのをちょっと超えて、「光栄です」と言いたくなるような、そんな気持ちになる言葉でした。

誰かのことを想って、誰かのことを書いていく。それは、私の主観に則って、相手に対しての『わたし』の感じ方から始まり、何を想い、どう表現するのかというプロセスを見せていくことです。そのプロセスには私の価値観が大きく反映されるので、『わたし』という人間を構成する中身をお見せすること、だと思っています。そして、自分の『主観』は、その相手にとっては『客観』になります。写真もまた、被写体であるご家族にとっては『撮影者』の主観を通した『客観』であるのですが、そこに『言葉』を乗せることで、もう少しだけ具体的に届く、ようです。『わたし』から見た、感じた、『あなたたち』のこと。それが『あなたたち』にとって宝物になるような客観ならば、私の主観も捨てたもんじゃないのかも知れない、と思わせてもらえた、そんな経験でした。

昨年、Hayakawa Familyの撮影をさせてもらった時は、元気全開長男と、兄に倣って超機動力を誇るbabyに成長した次男に対し、こちらは私となっちゃんと、当時入社したばかりだったsakiちゃんという異例の3人体制で迎え撃ちました。パパさんママさん、カメラマン、コーディネーター2人、そして時々通りすがりの五明さんまで巻き込んだ大人連合を翻弄しまくる子ども部隊に、汗と笑いの絶えない撮影となったのが2017年のこと。それから更に1年経って、今年は遂に、3人目の妹ちゃんが加わっての撮影になりました。予約のお電話の時から、ママさんは臨月なのに子どもたちに公園で引っ張り回されているとお聞きして戦々恐々としていましたが(笑)、実際に対面を果たしてみると、あの超元気全開だった長男が、長兄らしい落ち着きを見せていました。その一方で、すっかり自由を謳歌している次男。そして、その次男の最初の撮影の時にそっくりな、末っ子の妹ちゃん。2年前の、あの運動会みたいだった撮影と、その時に書いた言葉たちを一気に思い出して、経過した時間を実感しながら懐かしさに身悶えしそうでした。末っ子の頭を優しく撫でる長男の成長と、我関せずに爆走している次男の体力と、この撮影でいちばん落ち着いたカメラ目線をキープし続けた末っ子ちゃんの瞳。そういうところに、このご家族に出会ってからの時間が凝縮して感じられるようでした。

言葉にすれば全てが確実に伝わる訳ではないけれど、少なくとも、伝えようという姿勢があることだけは、伝わります。元気で、賑やかで、運動会みたいなこのご家族との撮影時間が、私にとって本当に(疲れもするけど)楽しくて、(消耗もするけど)エネルギーをもらえるような、幸せな時間なんだってこと。たまたま出会った写真館のカメラマンが、あなたたちご家族から、こんなに心揺さぶられるような気持ちをもらいながら撮影してるなんて、きっと普通だったらあんまり考えられないでしょう。だから、こうして書いて伝えます。想いを言葉にしていきます。たまたま出会った『わたし』に、こんなに温かい気持ちを与えてくれる『あなたたち』は、本当に本当に素敵だってことを。

【言葉にして伝えることの大切さを教えてくれたひとたち】。Hayakawa Familyは、私にとってそんな関係のひとたちです。
Hayakawa Familyとの出会いが私にもたらした温かい気持ちのことを言葉にしたら、Hayakawa Familyが喜んでくれた。そのお礼の言葉が、また私を幸せな気持ちにしてくれました。そんな幸せな循環が生まれることがあるってことを、実感として得ることができました。そして、そんな繋がりこそ、私の宝物です。また、来年。きっと次回もまた、汗をかきながら走り回って、笑い転げながら幸せな、そんな撮影になるでしょう。

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【殿堂入り】

Butterflyから選ばれた殿堂入り


大切な家族へ宛てた私たちからのメッセージ。
ただ単に撮る人、撮られる人ではなく、
「あなたに会いに来ました」と言えるような関係が増えていくことを願っています。

 


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