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【ライフファミリー106】いっしょにつくる。(Kuroki Reiri)

2019/7/15

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いっしょにつくる。

- Y Family -



 

ライフスタジオは、写真館です。ここでの出会いは、基本的には勿論『写真を撮りに来たお客様』と『写真館のスタッフ』というところから始まります。とは言え、何故かそれだけでは説明のつかない感じが伴う、そんな場合もよくあります。それはきっと、『写真を撮る』ということが、ただ用意した品物を提供することではなく、ここに来てくれたお客様自身の参加を必須とすること、だからかも知れません。撮影者は、『お客様』というカテゴライズから一歩踏み込んで、その家族、その人、そのたったひとりの人の個性や美しさ、そういうものを探し出しながら、共に『写真』を作り上げていく……そういう『一緒に作り上げていく』という共通体験や達成感が、ただの『お客様とスタッフ』という商業的な関係性を超えて、一種の仲間意識のような、そういう感情を伴わせてくれるような、そんな繋がりにまで近づけてくれるような、そんな気がしています。

という訳で、今回のご家族です。

初めてお会いしたのは3年前、新横浜店でのことでした。何より覚えているのは、ご家族の空気感で、特にパパさんについては撮影履歴に『※パパがめちゃくちゃ面白い』というメモが一言だけ残されているくらいでした。しかし、正直なところ何がどう面白かったのかはそんなに記憶していませんが(笑)、でも、写真を見ると思い出すのは、『あの時、すごく楽しかった』という感情です。秋の西陽が美しく差し込む新横浜店のあの部屋で、ニコニコ笑うbabyと一緒に、みんなで笑い合ったあの日のこと。細かい会話の内容や、パパさんが繰り出すちょっとした小ボケやママさんのツッコミの詳細は覚えていなくても(笑)、あの時一緒に楽しんだ、楽しかった、そういう感情が、写真を見ると湧き上がってきます。それはきっと、私だけではなくて、このご家族にとっても。


 

2回目の再会の時、「実は1回違うとこで写真撮ったんスよね」とパパさんは言っていました。「でも、なんか違うなって」『なんかちがう』、その『何か』。多分、これだけが私の唯一の武器になっている部分のことなのかな、と、今なら何となく思います。一歩踏み込む勇気、その『人』を知ろうとする意思、感情を動かしながら共感を重ねていくこと。多分、そういうこと。ただ写真を撮る、写真そのもののクオリティだとかそういう話だけではなくて、その空間を共有すること、一緒に笑い合うこと、その思い出の中に共に参加していくこと。それが、多分、『何か』の部分なのだと思います。


 

その証拠に、3回目の撮影の時、私はカメラマンではありませんでした。

前回の撮影の時に、私の主人が湘南店のカメラマンで、古い車が好きで、何だかパパさんと気が合いそうだ、なんて話をしたら、「じゃあ、次はご夫婦で撮ってもらっちゃおうかな〜」「旦那さん湘南店なんスね?そっちで指名しちゃおうかな〜〜」なんて言っていた、それが本当に実現してしまったケース。初めての湘南店でお出迎えした主役の男の子は、寝起きでめちゃくちゃご機嫌斜めで、頑なにパパさんママさんから離れようとしませんでした。私ときたらとにかく必死で、コーディネーターとしてあれやこれや手を尽くすも、そのハートはがっちりロック。そんな中パパさんママさんの甚大なご協力と、破れかれで旦那が繰り出した『メロンキンマン』(※メロンパンナちゃんの頭にばいきんまんの体を合体させたもの)がようやく彼のロックされた心を開き、何とかかんとか笑顔も収めつつ、やたらと雑談に花が咲きまくる撮影が進んでいったのでした。


 

※ちなみにこれは、土下座ではなく、『お馬さん』として騎乗を待つパパさんです。

今年の撮影では、コーディネーターで入ってくれたsakiちゃんが、前回の湘南店での 土下座 お馬さん写真を見ながら「一体、何が……」と不安げに呟いていたのが印象的でした。笑何しろ今年は、3歳男子の七五三。さあ、どうなる!!?とある種ワクワクしながら着付け室に向かってみれば、もはや会話ができるようになった男の子と、「今年はいけると思います!」と自信満々のパパさんがいらっしゃいました。

その数分後に、着付けを嫌がってギャン泣きする彼の泣き声を聞きながら、もはや微笑ましくさえ思える境地に達する自分。しかし、いざ撮影となれば、着物を着こなした3歳の男の子は、最初から最後までハイテンションで撮影を終えました。笑って、笑って、笑い続けて変なテンションになっちゃって、そんな彼の様子を見ながら大人たちも笑い転げてしまう、そんな撮影。

今年の撮影は、もう2週間以上も前のことです。それでも、見返す度に、今年の笑顔だけではなくて、去年の泣き顔も新横浜店での綺麗な西陽も、撮影中に交わす雑談も、繋がって繋がって思い出される、そんな思い出を共にしているという喜びが溢れてくる、そんな写真たち。そしてまた、一緒に撮影空間を共にする日を楽しみに待っている、そんな関係。

規定するなら、【一緒に撮影を作っていくひとたち】です。

被写体がいなければ写真は撮れず、撮影者がいなければ写真は残りません。そんな当たり前のことではありますが、それをどれだけ楽しみ合いながら作っていけるか、ということが、『お客様とスタッフ』というスタートからの関係性を、より深め、近しくし、共感を多くもたらします。撮影が楽しい。そう思えるのは、いつだってそうやって、共に作り上げてくれるコーディネーターやカメラマンと、ご家族の皆さんがいるから、です。

また来年。

次もまた、一緒に、笑い合いながら楽しい撮影ができますように。

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「あなたに会えてよかった」
これはお客様と私たちとの宝物のような出会いの記録。

このかけがえのない関係がこれからも続くように願いを込めた、私たちからのラブレターです。


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