フォトジェニックアーカイブPhotogenic Archive

抱きしめるという理由に理由はいらない

投稿日:2014/3/22

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2014-03-17 Photo by Suwa Code by Matsu in Gallery
 
抱きしめるということ
それは、再確認をするということ
 
愛する人がいるということ
愛し、求めてくれる人がいるということ
 
抱きしめるという行為は1人では出来ません
確かに、私たちはどんなに抱きしめ合っても、
1つの個体になることは出来ないかもしれません
 
ですが、だからこそ、互いのぬくもりを感じる事ができるのだと
そう、思うのです
 
私の写真に含まれる要素の中に、必ず1枚は入る要素
それが、この「抱きしめる」という写真
 
様々なバリエーションを試行錯誤することも、
ポーズの指示もとても重要です
 
ですが、最後にはこの「ぎゅ〜ってしちゃいましょう!」という言葉を
ふいに投げかけたくなるのです
 
なぜか?
投げかける言葉は同じでも、被写体同士の関係性によって、この
「ぎゅ〜」のかたちが異なる部分が面白くもあり、そのままを残したいと感じるからです
 
「おいで」と両手を広げてくれるママの笑顔と、
迷う事なく、その胸にゆっくりと飛び込む彼の姿と
 
自然の中での自然なカタチを常に追求しています
自然という作られた空間ではなく、この場所での自然なカタチと表情はなにか?を常に考えています
抱きしめるという行為は、私たちの求めている「自分の居場所の確認」と「愛の確認」ではないでしょうか?
 
抱きしめたい人がいること
抱きしめてくれる人がいること
 
抱きしめるという行為は、言葉など必要ない

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