フォトジェニックアーカイブPhotogenic Archive

Conversation

投稿日:2014/5/31

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Photo by Ryo / Coordinate by Reiri 
 
in Yokohama Aoba

正面から向き合うその瞬間は撮影のときにもっとも楽しいと感じられる瞬間でもあります。
横顔、後姿など沢山のバリエーションが75カットを構成しますが、その中にはいる正面から向き合う写真は
過剰な演出を避けたその子本来の魅力を表現するものだと考えます。

撮影する上で光や構図、レンズの選択はもちろん考えますが、被写体を自分のイメージに当て込みすぎないことが重要だと思います。
この写真の被写体以外の構成要素は全て、被写体を際立たせるために存在しています。
そして表情を引き出すためにもっとも重要なのは会話です。
子供たちと話をしながらシャッターを切る。
私の言葉に対するリアクションや、会話の内容により見せてくれる顔。
多くの言葉を必要とするときもあれば、少ない言葉でいいときもあります。
その時々、その子にあわせた会話が互いに楽しめる時間になり、撮影の意味合いを大きく変化させてくれる。

写真はその一瞬を記録するもだから、カメラが勝手にいい瞬間を作り出してくれるものではなく、いい時間を築けなければシャッターチャンスは生まれない。
決して抜けてはいけない大切な部分を私は大切にしていきたいと思います。

互いにココロから楽しめる時間をこれからも沢山作って行きたい。

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