フォトジェニックアーカイブPhotogenic Archive
映し出される想い
投稿日:2014/5/31
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写真を構成するもの=光 構図 コーディネート 関係性
・・・と様々なものが一つの形になるものが「ライフスタジオ」の写真の構成要素だとしたら・・・
私達が日々、学ぶことは写真の技術の話も多少しますが、一番多くそして深く追求し続けるものは恐らく最後に上げた「関係性」だと感じています。
「関係性」とは何か?
それは、恐らく予約の電話からお客様との関係は始まっていると考えます。
この日のために、選び抜かれた衣装や小物達。
どんな思いでこの場所まで足を運んできてくれているのかというお客様からの写真撮影に対する「期待」の背景を私達はまず、想像し考える事から始まるのだと。
「本当に、今日の撮影が楽しみで・・・」というお客様の笑顔に当日出会う事で私達は常に求められている期待に対してそのまま答えるのではなく、言われたことをそのまま映し出すのではなく、本当に求められているものとは何なのか?ということを撮影をしながらも常にアンテナを張り、思考をしながら「提案」をし続けることが私は撮影をする際にはとても大切なものだと自身の「信じているもの」として持ち続けています。
「お姫様みたいなドレスが着たい」という小さなモデルからの要望に対して単純に綺麗なドレスを着せてお決まりの場所に立たせてお決まりのポーズを要求してシャッターを切ることは私の仕事ではありません。
彼女達が求めている「お姫様」を想像し、提案をしながら追求すること。
「白雪姫」なのか、「シンデレラ」なのか、「人魚姫」なのか、「アナと雪の女王」のエルザ姫のことを言っているのか・・・「姫」でもすべて同じ「姫」ではありません。
「自然な姿を撮影してもらいたい」というパパとママからの要望に対して単純に「では、いつものようにお願いします」と言い放ち、隠し撮りを詩続ける事は私の仕事ではありません。
私の仕事は「らしさ」を常に追求し続けて、「こんなのどうですか?」とお客様に対して「提案」と「問いかけ」をし続けて行く事だと考えています。
この「提案」と「問いかけ」こそが、私達の伝えたいものを常に伝えるための手段でもあると考えているからです。私達の「伝えたい想い」とは何なのか?
その「想い」を「カタチに表現すること」が私はこのライフスタジオが自信を持って提供し続けなければならない「付加価値」であり、提供したいと自身で常に感じるものなのです。
モニター時に「こういうことか・・・」とお客様が本当に感じてもらえるものを追求し続ける事。
それは、私にとって「やらされている仕事」ではなく、自身が自ら求め選択し続ける「働く理由」そのものだと感じています。
今日もとても楽しい時間に参加することが出来ました。
共に作りあげる事。それが、私が最高に楽しいと感じる瞬間そのものです。
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