
私達が日常で最もよく撮る写真が『家族記念写真』である。
家族写真を撮る目的は幸せな家族を作る為に、その撮影が楽しさと連結しなければいけない。
「家族」という単語よりも温かく親しみを感じやすい言葉はあるだろうか。
しかしその親しみが湧く単語を写真で表現するのは容易いことではない。
ポーズ、ポジション、構図等から、喜び、統一感、自然体、そして時にはユーモアがあふれる写真を演出するのがフォトグラファーの仕事である。
「上手な家族写真」とは、技術だけではなく、色々な要素が一つになって表現されていくものである。その中で何よりも重要なことは家族間の幸福感が現れるような無理のない演出である。上の写真は家族間の「絆」「思い出」「幸せ」がうまく表現されている写真である。
両親が子供を想う様な温かい視線で、幼い弟妹を見ていた二人のお兄さんと、自然と湧き出てくる家族間の思いやりが忘れられない。このような経験はフォトグラファーに楽しい思い出とやりがいを与えてくれるものである。