
写真を記録を残す事、思い出を残すという部分に焦点を合わせて考えると一番貴重な写真が家族写真であると思う。
どんな家族も色んな関係性と複雑な人間の組み合わせで形成されている。
父と母の関係、父と子供の関係、母と子供の関係・・・
時間の経過(その時)によって子供と親の関係性は大きく変わる。良いときもあるし、悪い時もある。子供が生まれた頃と成人式になって撮った写真の雰囲気、家族の関係性も大きく変化する。
しかし、人々が最終的に守りたい部分と守る部分はやはり家族である。
家族写真ではその人生の物語が多く含まれている。
今回、撮影した家族写真でも夫婦の関係と子供の表情がうまく表現されている。写真の構成に関しては無論、演出した物だが、親と子供の距離、夫婦と子供の対照的な表情、その対照的な構成が逆に幸せな家族の一面をより強くしていると思う。