
この日は、とても光が強く、成城店に差し込む自然光の角度と強さに季節の変化を感じ始めた日でした。
強すぎる光は、質感を変化させてしまうので、使い方が難しくもありますが、この光をなんとかして使ってみたいと、考えていた撮影でした。
木の下、帽子、強い光、の3つの連想から、この場所を選びました。
そして、強い光を、彼女自身へは帽子との遊びのきっかけとして使用し、見守る者たちへは、彼女の視線のむこうを連想させるために使いました。
ここからは余談ですが、高いところに上った彼女は周囲を見渡し、得意げな様子を見せたので、とっさに私も高いところへ。
あまり背の高くない私。
これは出窓にのぼりさらにその上の棚に足をかけています。
はからずしも、自分の背丈より高い場所にのぼってまわりをみわたすという体験を、
被写体と一緒に私自身もすることとなり、カメラマンとして被写体を俯瞰する新たな視点を体験しました。
やや広角を使用することで、俯瞰している印象を強調しいます。