
多分およそ50年ぐらい前、ヨーロッパにある路地では、
こういう子供紳士の姿がたくさん見かけられたことだろう。
この写真は、見た者がいろいろと想像することができる写真である。
例えば、路地の壁にもたれ友人を待っている、
疲れたような姿やアメ売りの店の前で、親がアメを買ってくれなくてスネている姿など・・・
そして見方を変えれば、自分があたかも写真の中にいる、
この主人公になった様なそんな気持ちさえしてくる。
そうやって、この一枚の写真から多くの想像が映像となり、私の頭をよぎるのだ。
私はこの一枚のような、映像が頭をよぎる写真を今後も残していきたい。