
この写真は、彼が大人になった時に、小さい頃の自分は何に興味をもち、何に夢中になり、何が好きだったか・・。そして小さい頃の自分はどんな子だったかということを教えてくれる1枚になったと思う。
少し人見知りで、目が届くところにパパやママがいないと最初は不安で、野球が好きで、帽子はキャップが好きということ・・・。
ドアから差し込む自然光に照らされた彼の表情から不安や戸惑いや期待や好奇心を感じ取ることができる。奥のコンクリートとしっかりとボールを握り締めた右手と寒色であるブルーのパーカーとグローブが彼の緊張感を表し、手前の木とそこを照らすオレンジのライトと暖色であるオレンジのズボンとボールが、彼の優しさや好奇心を表し、そのすべてを含めて、その瞬間の彼であるということがこの1枚に詰まった。