
以前自身のブログに “写真より人が先”だという話をしたことがあります。
スタジオという決まった枠組みの中での撮影は時々カメラマンを機械的に作ってしまいます。ここではこういうポーズ,ここではこういう構図がベストという錯覚を作ってしまうのです。
もう一度言うならば、写真に人を合わせてしまう形式が無意識的に作られてします・・・。
人(被写体)の理解と空間の理解は同質的です。
人を理解してこそ空間を活用した撮影が可能で
反対に空間を理解してこそ人をよく撮ることができます。
上の写真はモデルを自由に動かし,背景とモデルのアクションがよく似合うと判断される
決定的瞬間にシャッターを押しました。
1次元の写真を3次元で魅せる事こそ
ライフスタジオのカメラマンが持たなければならない宿命・・・。
それを背負う為にはまず空間の理解が必要ではないでしょうか?