
写真が何かを語るとき、時としてそのテーマとイメージの整合性というものが必要となっていくる。
その写真が何を写しているのか。
それらを訴えかけるために、そのイメージに適した様々な要素を積み重ねていく必要がある。
この写真には明確なテーマがある。
小学校の入学を控えた女の子。
これから訪れる新しい世界に対する希望や、学ぶということへの期待感。
そうした喜びに満ち溢れる様子を安定的に表している。
恵比寿店のこのインテリアの特徴の一つとして、"線"が多いということが上げられる。
様々な線がある中で、この写真では垂直線と水平線をそのまま利用した。
これらの線は写真に安定感や落ち着きというものを与えてくれる効果がある。
彼女の静かな佇まいを安定した線で支え、そこに柔らかな光を加えることによって、希望に満ちた未来をここに表した。