
クローズアップの写真は、人物を大きく撮ることだと誤解しがちだが、それは誤った考えである。
クローズアップという意味はマクロレンズを利用した接写撮影などの近接写真という意味もあるが、物事を片面からみることしかできないよりかは、表と裏という二面性を捕らえる事も含まれます。
クローズアップの写真の最も大きい魅力は果敢な接近とフレーミングによる主題の確実な浮上にあります。 すなわちカメラに見える対象をどれだけ印象的に構成して表現したのかに合わされていることです。
これは新しいイメージを探すのに効果的な方法であり構成が単純なほど主題を浮上させることになり写真に力を与えることになる。
また、被写体の見る人ごとに想像する楽しみが違うという可能性もあり風変わりな感じを伝えることもできる。
これがクローズアップ写真の魅力だと考えます。
しかしクローズアップ写真に対する理解は少しずつ違います。
普通望遠レンズを利用したクローズアップ写真をたくさん接することになります。
望遠レンズは画角が狭くて構成や構図が用意され被写体がカメラを意識しないので自然な姿をとることができるという長所があるが被写体との共感は全くない写真になってしまうこともできます。
ライフスタジオは被写体との共感を何より重要視するからこそレンズの選択において慎重になる必要がある。
私がクローズアップ撮影時、標準でレンズを合わせる理由は被写体に接近する態度を習慣化して共感を感性的によく表現したいためです。