
写真の最もポピュラーな使われ方として広く普及しているのは「記録」媒体としての利用法だろう。
その時、その場所で、その瞬間を視覚的形態でありのままに記録する。
子供を撮影するときにあらゆるフィルターを取り払い、一緒になって遊びながら撮影を試みることがある。
やがて彼らと気持ちが同調し、お互いに心から楽しむことができたとき、その写真の中に、その時、その場所で、その瞬間の感情を記録することができる。
思い思いに楽しむ子どもたちと撮影者の感情。
それ自体が写真の持つエネルギーと成り得るのではないだろうか。