
スタジオでは主に子供メインの撮影が多く、“ご夫妻だけで撮りましょうか?”と尋ねると
「恥ずかしい」とか「いいです」という返答が多く帰ってきます。
この写真のご夫婦は結婚記念日が近いという事で二人の記念として撮影を楽しんでいただきました。
異なる家庭環境で育ち、考え方、性格の違う2人が結婚して子供を育て良い事もあり、悪い時もあり、相手の立場になって時には妥協しながら歩み寄って生きていくのが夫婦でしょう。
今回は最初に出会った時の気持ちに戻ろうと提案し、その象徴として時計を入れてアングルを決めました。
自然な表情と笑顔が二人の関係を示しています。
これからの長い人生、辛い時にはこの写真を見て少しでもお互いを想うきっかけになれればと思います。
そう言えば、私も結婚してから夫婦二人で写真を撮った事が一度もない事に気づきました。
いつかは二人で写真を撮りたいと思いながらこの写真を撮りました。