
撮影現場での最も大きい問題は、果たしてどのようにすればより美しく表現できるだろうかということです。
もちろんフレーミングにともなう写真の効果もあるが、まず光の性質を理解してこれを写真的に活用することが一番効果的だと考えます。
逆光、雨が降る日、雨がやんだ日、朝、昼、夕方など多様な撮影環境で自信を持って撮影するためには光に対する経験が必要です。
普通スタジオ案の撮影では照明に依存することが大きいが自然光に接する時もたくさん存在するからすべての光の特徴を理解しなければなりません。
照明になろうが自然光になろうが場所に合う一番最適の光を先に探して、撮影が成り立たなければならないのは当然だが同時に難しいことであります。
成城店には一日一時間程度格好良く自然光が小さい窓を通じて入ってくる空間があります。
上の写真はその光を通じて空間と人物のイメージを重量感あるように表現しようとしました。
photographyとは光で描くという意味です。
光が絵の具というわけです。
光を理解することができなければ持続的に良い写真を描くことができないという意味でないでしょうか?