
わたしの撮影スタイルとして、
必ず、数枚、何もない背景で人物を捉えるようにしています。
手をかけ、作りこまれたセットの中で
バランスをとりながら際立つ人物の存在感を表現することももちろんいいのですが、
被写体と真っ向勝負するのも好きなのです。
何もない背景に立たせると、
あなたが、
どんな人なのか、
より見えてくるような気がして。
今回のモデルは、
6歳のお兄ちゃんと3歳の弟くんでした。
ひとり、ひとり、兄弟で撮影をしていき、
最後にこの黒い背景で前回よりもまた成長したお兄ちゃんのソロを撮ろうと思っていました。
パシャリ。
スタタタタ。
数カットの所で弟くん乱入!
そっかそっか、お兄ちゃんと一緒がいいのね。
お兄ちゃんも弟くんといる時のほうがより活き活きしていたので、
急遽ふたりともはだかになってもらい、
今のふたりの姿を撮影しました。
ひとり、
ひとり、
ふたりになって、
4年目^^
強すぎるほどのお兄ちゃんの優しさ、
お兄ちゃんが大好きな弟くん。
ちょっとお兄ちゃんの力が強すぎて、抵抗している、そんな姿も、ふたりらしいと感じました。
ずっと一緒に育ってきた兄弟。
これからもずっと、こんなふうに、仲良く
過ごしてください。
1時間程度の時間の中で70cutほど。
これがスタジオで撮影する限度ですが、その限度を超える写真を生みだすには…
まだまだ深く人と写真と向かい合わなければなりません。