
人に、写真に、自分自身にもっと深く入っていきたい・・・。
ひきの写真でも印象に残る姉妹の密着度。
このようなシーンの場合は
遠近法などを使わずに壁面をシンプルに切り取ることで
得た平面的な魅力がポイント。
また、写真の印象が悪くならないように
この写真を構成している縦と横の線を
垂直に保つようにトリミングに気をつけた。
また、フットワークを軽くして広い範囲を画面におさめようと努めた。
その際、画面の隅に目障なものが映らないように注意しなくてはならない。
人間の視野は横に広いため、横写真の方がより
自然に目に飛び込みやすいものである。
手前が妹で、後ろが姉である。
姉の片足が上がっていることで、
長方形の白い背景とピンクの縦のラインを
生かす絶妙なバランスを創り上げることができた。
これは、ポージングをある程度導き、
そこからは二人が自然に動けるよう
こちらからアクションを起こした。
子供特有の重心移動だろうか?
なんとも愛らしい体の揺れだろうか。。。
姉妹の仲の良さを表現できたポージングである。
きれいな四角をつくることは誰でもできる。
結局できることは・・・。
『人の心と体を自然に動かしてあげること』なのである。
カメラマンの実力は被写体を動かす力で決定されるのである。
今後もこの力を養うために。。。
毎日繰り返される日常の中で何か楽しく
意味のあることを計画していく楽しさを学んでいきたい。