
人に、写真に、自分自身にもっと深く入っていきたい・・・。
一枚の写真に明るい部分と暗い部分が混在していることで
画面に変化が生まれる。
明暗の差が大きくなればなるほど
コントラストが高くなりメリハリのある
はっきりとした印象を与える。
光源のまぶしさを示す量を輝度という。
今回の写真に相応しい題名と出会った。
強い光から少し顔を背けるような顔の角度や目線、手の位置などが
彼女から湧き出たしぐさだという事を確認できた瞬間、
逃したくないという必死な思いが私に命令をした。。。
明暗がなめらかに変化するグラデーションが
どこか柔らかい雰囲気を醸し出し、
見る人の視点を暗いところから明るいところへと
ゆっくり移動させることが可能になった。
強い自然光をうまく生かすためにモノクロ設定を選択した。
被写体に浴びる光をうまく分散させる為に
子供の動きを予想しながら自分の間合いを考えた。
自然光を活かして撮影する場合には
光と被写体の調和を考えなくてはいけない。
今回は光のポイントが二段階になっているところに注目してみたいと思う。
子供の左頬とおでこにあたる光と
砂場の中央にたまる光の湖のような部分。
そして、被写体の雰囲気と背景のバランスを整えるため
このようなトリミングとなった。
一枚の写真を説明していく中で、
自分の限界を示すことが
成長の鍵になるのではないかと思う。
一枚の写真の中に含まれている様々な要素を探していく過程で
自分の存在を確認していきたい。。。