
いい写真を撮る為には、カメラマンとアシスタントのチームワークがちゃんと取れて通じ合ってからこそつながるものだと私は考える。
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従ってカメラマンとアシスタントの関係性によって撮影は大分異なってくると思う。
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なぜならカメラマンとアシスタントのコミュニケーションがとれていないと、カメラマンがどういう写真をとりたいのか把握できず、カメラを向いていない事に必死になって被写体をカメラにばかり集中させようとしてしまうが為に、その時にしかない瞬間的な仕草や動きを逃してしまう。
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この日は七五三の撮影で微笑ましい兄弟が訪れた。
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とても仲の良い兄弟だった。
そしてもちろん兄弟撮影も希望された。
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二人の関係性を写真という一枚にどう表現すればいいのか、兄弟を撮る時にはいつも試行錯誤する。
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この一枚は、
帽子を自分でかぶり、いないいないばあと何度も繰り返し遊ぶ妹の姿を隣で微笑ましく眺める優しいお兄ちゃん
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そこにしか流れていない微笑ましい様子と優しい時間を表現したく切り取った一枚だ。
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そしてカメラの前で楽しんでいられるそんな環境と空間、安心さというものを、カメラマンとアシスタントが一つになったからこそ提供できたのではないかと思う。
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撮影においてもっとも大切なカメラマンとアシスタントが一つになる事、今後も阿吽の呼吸でコミュニーケーションがとれるよう努力したい。