
私にもほとんど思いだすことのできない幼い思い出があった。
幸いなことに、母と父が残しておいてくれたアルバムの中の写真により思いだすことができる。
もし写真がなかったら、完全に忘れ去られていた瞬間...
この子にも、この瞬間が遠い未来の記憶の一カケラになることだろう。
そんなおぼろげな感じを写真に表してみたかった。
もう少しおぼろげな感じをだすために、テラスの窓ガラスに水をかけ(スプレーでまいた水がちょっとかかりすぎてしまっているようにみえるのが惜しくはあるが)
窓ガラス越しに撮影をしてみた。
この子にこの写真で記憶される思い出。そんな思いでを残すことができて幸せだ。