
人に、写真に、自分自身にもっと深く入っていきたい・・・。
写真を印象的に見せるため構図は大切なポイントである。
魅力的に撮れた写真が結果的にバランスの良い
構図と感じられるかもしれないが、
それをカメラマンが意図的に撮影したとしたら・・・。
良い写真とはただ熱心に被写体を見ることである。
したがってこれはすべての創造的努力と同じように
一人一人の成長と関連することなので教えることはできない。という話がある。
現状を受け止めながら試行錯誤を繰り返し、
長い月日をかけて培ったものが自分の世界観になるのだろうか。
これから何かをしようとする様子。
タオルの素材と写真を二つに分ける白い線。
透き通る肌のやわらかさ。
無邪気に動きだしたい気持ではなく、
その前の段階のような何とも言えない表情。
しかし瞳の輝きからは明るい未来が想像できる。
目線の先、つまり被写体の「意図」を表現できた今回の一枚。
撮影中に私が何に魅かれどこを写真に収めようと思ったのか強く意識します。
写真に収めるのはその部分が重要でもあります。
必要のないものはいっさい画面に入れないという
思い切りも時には重要なのかもしれません。
素直な気持ちで写真に向き合いたい。
一枚の写真を何度も何度も見返し、
自分の言葉を探しながら完成される四角の中に自分の存在を確認していきたい。