
撮影に入って感じた、何かの違和感。
「もしかして、ちょっと夫婦ゲンカして来たのかな?」
心の中でふと、そんな風に思いながら1歳の女の子の写真を撮る。
すると会話の中でそれに答えるかのようにパパさんから
「ママが怒ってここまで来たからね。」と告げられた。
次々にシャッターを切りながら、理由を聞く。
「なるほど。この撮影をそれだけ楽しみにしてくれてたんだ。」
そう思った瞬間、家族写真を撮りたくなった。
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袖をまくった力強いパパの腕にしっかり抱かれるakeちゃん。
後ろからそっと優しく支えるママの手。
そしてやっぱり力強くブチューっとチュウをするパパと、
やっぱりそっと優しくキスをするママ。
間に挟まれる主人公のakeちゃんは、ニッコリ笑顔。
ご家族3人それぞれの、それぞれに対する愛の形を
それぞれの方法で、ありのまま表現してくれた。
そのすべてを写したくて、撮影者である私は
距離を取る。
暖かみのあるこの木の壁も一緒に写したくて、右に寄る。
そのすべての動きに、自分の中にある
“家族写真をしっかり残してあげたい”という強い気持ちが
掻き立てられていることを感じる。
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これから先、毎年迎える誕生日や、何か嬉しい時、
それに大変なことがあった時にも
家族のみんながこの写真を見て心が安らげば、、、
そう思う、私にとって大切な一枚の写真です。