
何年後にアルバムを開いた時に、
彼女が「自分はこんなにも愛されていたんだ」って見ていて優しい温かい気持ちになれるような家族写真を撮影したい。
スタジオに訪れた彼女は少し不安げな表情でこちらを伺っていた。
小さな手で、ママの手をぎゅっと握り締めて下を向いたままママの後ろに隠れていた。
そんな彼女を見て手を差し伸べてくれたのはパパの大きな手。
ママの「いつもみたいに抱っこして高い高い~してみようか」の一言からだった。
パパが勢いよく抱きしめて高い高いを始めてみる。すると、見る見る彼女の顔から
少しづつ笑顔が零れた。声を出して笑い始めた彼女を見てパパとママは嬉しそうに顔を見合わせた。
この一枚の写真には物語が存在する。
「こんなことがあったんだよ?」と大きくなった彼女に写真を見せた時にパパとママと彼女を繋ぐそんな一枚になれたらいいな。
そう願いながら撮影した写真です。