フォトジェニックアーカイブPhotogenic Archive

遠くから聞こえてくるもの

投稿日:2010/10/25

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遠い光の奥で少女たちが笑顔で私を探して応えてくれる。 遠い日の淡い、だが確かに存在した懐かしいあの日。 自然光がない夜の撮影。 自然光の柔らかい光がない撮影だが、逆に言えば自ら光を作れる環境である。 同時に、昼間には見せない別の空間が生まれていることに気がつく。 夜の時間にしか生み出せない瞬間、そして空間。 一見ネガティブな状況をポジティブな状況へ変化させる。 それは、撮影上のはなしだけではないと感じる。すべて、空間や環境を 作り上げるのは自分自身と頼れるコーディネーターとの共同作業であると考える。 せっかく来てくれた彼女の「スタジオ」での思い出を辛いものにはしたくない。 良い撮影空間は光や画角、使用するレンズをどう選択するかも重要だが、 被写体となる小さなモデルと何気ない会話をしながら、パパとママと笑いながら、 いかにその空間を心地よい空間をつくりあげていくのか。 それも、自分次第なんだと感じた撮影だった。

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