
パパの大きな背中とママのまなざし。
世界はそれを愛と呼ぶんだぜ…
それが当たり前な毎日を愛と呼ぶことを忘れちゃいけない。
大切にしなくちゃいけない。
私は彼の成長を見守るカメラマンでありたかった。
ママとの2ショットを撮り終わったあと、家族写真を撮ろうとパパを座らせ私は考えていた。
そのときに、パパが後ろを振り返った。
おっ!と思い、
そのままカメラを構えた。
歩き始めた彼は、ママの手を頼りにパパの元へ歩き始める。
「がんばれ、がんばれ」
「パパママそのままー」
シャッターを切った。
・・・家族写真・・・
家族の当たり前な姿を普段撮ることは難しい。カメラマン役でパパが入れなかったり、ママが入れなかったりする。
だから写真を撮りに来てくれる、そういうことかもしれない。
私がやるべきことは、パパを大きく、ママをきれいに写すだけではない。
この姿を見せてくれるまでの関係をつくること。