フォトジェニックアーカイブPhotogenic Archive

無限のワンフロア

投稿日:2010/11/30

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今LIFE STUDIOは14店舗ある。 店舗によってインテリアの数が多かったり少なかったり、スタジオの広さも広かったり、狭かったり、スタッフの人数も多かったり、少なかったりする。 14店舗すべて同じLIFE STUDIOなのに、同じスタジオは存在しないし、スタジオの雰囲気もそれぞれ特色がある。 その中でLIFE STUDIO no9 水戸店は一番狭い。 私たち3人は、14店舗あるLIFE STUDIOの中で、一番狭いLIFE STUDIOで働いている。 ガラス張りのワンフロアしかないし、店舗の端から端まで、30歩から40歩の広さのスタジオだ。電車1両分ぐらいなのだろうか。 そのワンフロアで撮影もするし、お着替えもするし、授乳もするし、オムツも替えるし、モニターもするし、分類もするし、FTP(事務作業)もするし、予約の電話も受ける。 撮影している半径1m内で電話をしている時もあるので、撮影中のいろんな声で電話がうまく聞き取れないのがよくある。 授乳もうすっぺらいカーテン1枚で仕切られているだけで、すぐ隣では撮影をしていたりする。 オムツ交換の時もいい香りがワンフロアに漂う。 ・ 「これは欠点とか弱点とか弱みだ。」 ・ と言えるのは簡単な事だった。 このワンフロアが顧客への満足度や私たちのモチベーション、そして撮影する写真に悪い影響を与えるとは考えにくいし、考えたくもない。 考えなければならないのは、このワンフロアをどのように最大限に活かし、どんな最大限な発見をし、最大限になにができるのかを考えなければいけない。 LIFE STUDIO no9 水戸店でしかできない写真や、コミニュケーションがあるはずだ。 ワンフロアではお客様が自分の視界にほとんど入っている。 このことでお客様のちょっとした変化や会話なども聞き逃さない確率が自然と多くなり、迅速な対応や撮影ができるだろう。 ワンフロアだからこそ。 こうした強みがまだまだあるはずだ。 ・ 撮影した写真は普段はディスプレイスペースで大人二人も入れば狭くて身動きができないスペースである。 最大限がどうかわからないが、私たちは、LIFE STUDIO no9 水戸店で発見し、活かし、撮影した。 まだまだ探し出せるはずだ。水戸のワンフロアには無限の可能性が秘めている。

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