
紙飛行機。
それは誰もが幼い頃折って作って飛ばして遊んだことだろう。
今の子どもたちはどれだけの子がこの紙だけを使った遊びをしているだろう・・。
ゲーム機が多くある時代に、あえて紙飛行機を選ばなくても良い。
しかし、やはり飛行機というのは心を躍らせるものである。
私が考える男の浪漫の一つである。
紙飛行機を作ってあげるとほとんどの子が喜んでくれる。
そういうものだ。
根本的に昔も今も楽しいものは変わらない。
この子は最初、パパから離れることができなかった。
私達は、ゆっくり少しずつ距離を縮めていった。
古本が破れ、それを見たコーディネーターの加賀さんが紙飛行機を折って彼にプレゼントした。
そのあたりから、彼の顔に笑顔が増えた。
しゃぼん玉、紙飛行機。
昔からある遊び道具が彼の緊張を解き私達に
笑顔を見せてくれた。
彼、彼のご家族、私、コーディネーターが一つになった瞬間。
1時間の中でこの瞬間がとても好きだ。