
「うたかた」
はかなく消えやすいもののたとえ。
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わずか1か月弱という短い期間だったけど
新松戸店へ循環勤務で撮影させてもらった。
うたかたの日々。
本当に毎日が楽して味わい深くあっというまに時が過ぎた。
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新松戸店でのこの日の撮影は風が強くて光がさんさんと降り注いだり
そうかと思うと急に陰ったりと
まさに秒単位でカメラの設定を変えないといけない程だった。
そんな「うたかたの光」を逃すまいとカメラを構え
光が植物に差し込んだわずかな瞬間にシャッターを切った。
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発色の良い黄緑のペンキで塗られた窓枠からの光の反射と
スポットライトを当てたような植物に差し込んだ光がとてもきれいで印象に残る情景だった。
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その情景に相反するかのような
少し退屈そうな彼の表情とのアンバランスさと
彼とカメラマンの私との微妙な距離感が
逆に良いアクセントになった1枚ではないだろうか。