
写真の表現力を高める為には主役と脇役を理解する必要があるということ。
より印象的に見せる為には構図が大切です。
三分割方法、二分割方法、曲線を生かした構図、三角構図、日の丸構図と
色々な法則を学ぶ事も大切ですがそういうものに束縛されないで、
フリースタイルでより撮影を楽しむ事も時としては良い場合もあるでしょう。
魅力的に撮れた写真が結果的に構図法に当てはまっている事を発見していくのも一つの方法かもしれません。
それは試行錯誤を繰り返しながら長い月日をかけて培っていくものなので
今すぐには身につけることができると私も考えていません。
ただ、私が私にいつも問いかけている事は出来る限り考えて撮ること。
自分のイメージを頭に膨らませ、
被写体の発してくる存在感や空気感のようなものを出来る限り捉えてそれを結び付けていくこと。
自分が写真に深く入っている瞬間を感じとれること。それらを積み重ねていければ自分の力となることを信じている。
二名の被写体は、二つで一つである。
二人の中にひとつの要素を見つけることができた。
単純に双子の撮影をしたからというものではなく。
一人の人間として持ち合わせていくべき明暗。
.
ポージングや目線に注目することでストーリー性が高まり
映画で見るワンシーンのような雰囲気を演出することができた。
左側の三本の黒いラインで写真のインパクトを演出
光のグラデーションをプラスして今回の一枚を完成させることができた。
ひとつでも多く素材を理解していきながら
来年も私は
人に、写真に、自分自身にもっと深く入っていきたい・・・。