フォトジェニックアーカイブPhotogenic Archive

創造

投稿日:2011/2/28

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ふと、自分の写真を眺めていて思う時があります。 「前田さんすげぇな」と。 私はただよい瞬間を待ち、構図を決めて撮影しているだけで、よい瞬間を創造してくれたのはアシスタントいてくれたからこそなのである。 ・ 彼女は2才で本当に物静かな女の子でした。 はじめての人、スタジオ、雰囲気で緊張してまばたきが異常なぐらい多かったし、手は口元を触り続けていました。 お母さんは「いつもはこんなはずじゃないのに」と言うぐらいなのでよほど緊張していたと思います。 シャッターを切っても目をつぶった写真が多く、遊びに集中した一瞬はまばたきをしないのですが、すぐに我にかえってまばたきをしてしまいます。 前田さんは本当に仲良くなろうと緊張しないようにと頑張ってくれました。 私はただ待っているだけでした。 結論を言えば、前田さんとの遊びに集中してくれて楽しんでくれて、自然に遊んでくれました。 そして多かったまばたきがなくなりました。 どんなに緊張してる子が来ても、彼女は仲良くなっていきます。 もちろんすべての子と仲良くなれる神の使いではないですが、彼女はそのためには一生懸命なんでもやります。 極端ですが・・・鼻にティッシュを詰めようが、シャボン玉を食べて少し気持ち悪くなろうが、仲良くなるために一生懸命なのです。 彼女がどのような想いで働いているかはわかりませんが、一生懸命なのは揺るがない事実です。 そんな姿を見て私は感謝しなければならないと同時に、撮影ももっともっと一生懸命やっていこうと思うのです。 彼女に見せた子供達の笑顔や真剣な表情、そして雰囲気を写真に収め、お母さんお父さん達が写真を飾ったり、鑑賞したりして喜んでいただく。 自分がしたこと、だれかがしたこと、すべてはつながっている気がします。 その中でアシスタントが重要な存在であり、二人三脚で撮影をもっともっと楽しめればいいなと普通に思うのです。 最近、私が撮影した写真をまったく褒めてくれませんが・・・・・。

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