
何度でも
ハイキーな写真。
何度でも
何度でも
彼女は立ち上がろうとしていた。
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おぼつかない足取りでも
エアコンが壊れた寒いスタジオの中でも
彼女は、とにかく立ち上がろうとしていた。
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しゃがみこんで
立ち上がって
そして彼女は何をしようとしているのか。
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彼女の気持ちは、
汚れてしまった私の目では見ることができない。
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けれど
その立ち上がろうとする印象的な姿は
今の私の心を強く揺さぶった。
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立ち上がることは
歩みを進めるより、力のいる作業だ。
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でも、立ち上がる。
何度でも
何度でも
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明日がその日かもしれないといわんばかりに。