
ドレスを着ると女の子はテンションが上がります。
それは2才の小さな女の子はから大きな大人まで…
ドレスを身まとい、鏡越しの自分に見とれ、笑顔、はにかみを見せる女の子達を見ると、
自分が子どもの頃に新しい服を着ててワクワクした気持ちや、ウエディングのサンプル撮影で、
頭の先から足元までいつもと色、素材、シルエットの違う、一瞬自身を疑う…
そういった世界が瞬時に変わった感覚を思い出します。
きっとみんな同じ気持ちなんでしょう。
普段は全然考えていなくてもどこかにその気持ちが潜んでいたようです。
小さくても大人でもスイッチがonになるのです。
スイッチが入っていれば後はその世界観を表現するのですが、
その場合、私のなかでは光を利用するのが効果的な方法でした。
夜ので撮影だったので100%蛍光灯に利用が可能でした。
手をかざしその先に視線を向けると、自然と顔からドレスのスカートへと光が広がっていきます。
まるで魔法の力を持った右手のように。
撮影を楽しみながらもポーズを指定された彼女は少し真剣な表情をしていました。
そしてそれが魔法がかかり始めた少し静寂でな雰囲気と重なりました。
これからどんな世界が待ってるのか楽しみです。