フォトジェニックアーカイブPhotogenic Archive

ヒカリ

投稿日:2011/4/15

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私が撮影の際に大事にしようと心掛けているもの。 それはその子らしさが伝わるもの。 もう一つは、光が見えるもの。 光を把握できているわけではないが、光がある場所を求めている。 学生の頃デッサンを習っていた。そこで教わったのは、『光』。 光があるから物体を見ることが出来る。光があるから色を識別できる。 光がなければ人間の目には何も見ることができない。 光が私たちにもたらしてくれるものは大きい。 鉛筆デッサンでも濃淡や影で描くことができる。 写真も同じである。光の差し込む方向。影を落としたい場所。 被写体によって光と影は良くも悪くもなることがあるだろう。 写真の彼女はとにかく元気な女の子だった。 好奇心旺盛で笑顔が本当に可愛い天真爛漫な子だった。 そんな彼女にピッタリな光が差し込み、彼女の元へシャボン玉を運んだ。 そのシャボン玉をつぶさないように優しく包み込む。 彼女の周りがキラキラとしていた。 私が心掛けている、その子らしさと光が叶えられた1枚になった。

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