
人はいつだって幸せになりたい。
誰だってそういう想いを持って生きている。
4月は人生の転換期。
新しい生活が始まったり、新しい暮らしが始まったりする。
大人になるにつれ、季節が変わるたびに、
何かが大きく変わるということは少なくなっていくけれど、
こうしてドレスを纏うだけで、
ママは女性に戻れる。
女性としての美しさは、
ママでいても得られるものだけれども、
ママではなく、個人として、
私が私になるという感覚を、
思い出せるひとつのきっかけになるのだろう。
ウエディングドレスはいつになっても女性の憧れだし、
男性から見ても、
ウエディングドレスを纏った女性には
目をひかれるものがあります。
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こうして少し距離をあけ、
私は彼女の美しさに半分見惚れながら、
身体のラインやインテリアのラインというものを意識して、
ママとしてではなく、
一人の女性として、
彼女を捉え、彼女を慈しむように、
窓を開け、春の風を室内に入れながら、
静かに撮影を行いました。