
この写真を見て思い浮かんだセリフ
「ある日、ぼくは」
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個性とか、キャラクターとか、性格とか、本質とか、
そういう類の言葉って考えていると、
頭の中がぐるぐるまわる感覚がある。
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今日とか、昨日とか、明日とか、
そんな言葉も考えていると、
またしてもぐるぐるまわる感覚がある。
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―今は今だ。僕は僕だ。
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外から見えるこの子の表情には
きっと彼の中にあるそのときの感情が出ていた。
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でも、イヤダと言わずに、ただ本をしっかりと抱える彼は優しい子だったのは確かだ。
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ポーズをとらせるというよりは、静かに嫌がる彼のオーラに吸い込まれ、
周りをどんな風にして今現在の彼をどうやって表現するのかに集中していた。
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木の背景の前に宝箱、その上に本を置き、1冊は彼に渡した。
突如choさんがかけたメガネはこの1枚に大きな役割を持たせたと思う。
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そのときのその子にどう脚本・脚色をするのか、
ひらめきはその時、どこまで意味を持つことができるのか。
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脚本をするということ、少し面白いということ。