
大地震が発生して、自分にできること、スタジオだからできること、そしてライフスタジオだからこそ出来ることの可能性を考えてきた。
たくさん、悩んで決断した計画。
それが、このライフスタジオの野外撮影の再開チャリティーイベントだった。
何もかもが初めてだらけの決断だらけ。
何から始めていいのかも時には見失い、自分を信じられなる瞬間も多々あった。
「こんな自分がこんな計画。無謀なもしかしたら、自己満足なことなのかもしれない。」
そう不安になったときに、仲間が助けてくれた。
「何か出来ることあったら言ってね?」
そう言って、笑顔で手を差し伸べてくれた。
実際に、被災地へも足を運んだ。
理由は、野外撮影を始める前に確認したかった。
「自分の本当の気持ち」を改めて感じたかった。
実際に現地へ行き、話を聞いて、やっぱり思う。
「明日への力は「笑顔」が作り出してくれる」
ということ。
そのために、出来ること。自分に出来ること。
「ひとつでも多くの笑顔を、物語を残したい」
この写真は、そんな私の「願い」が込められた一枚だ。
体が小さな彼女が体全体で「喜び」を表現している。そんな彼女の「笑顔」から、ひとつ、またひとつ、笑顔が生まれる瞬間。
彼女に明るい「明日」を見せたい。
子供たちに「勇気」を見せたい。
始まったばかりのイベント。
ここからが「始まりの場所」。
私たちにできることは「無限」に広がっている。
代々木公園に芽生えた新たな青々とした命の輝きと小さな彼女が与えてくれた大きな大きな「感動」。
私たちにできること。
大切な誰かの「笑顔」を生み出すために、自分自ら「笑顔」をできるだけ多くの人に届けること。