フォトジェニックアーカイブPhotogenic Archive

育む

投稿日:2011/6/18

293 2

人に、写真に、自分自身にもっと深く入っていきたい・・・ . 母親が子を産出すということに対して それまでの出来事や様々な想いをできる限り 汲み取れているのだろうか・・・? そして、一枚の写真を置いてそれらを表現することができているのだろうか・・・? (写真で表現される想い。。。) その事を深く考えてみると・・・。 人間力を演出する写真や ありのままの存在をより美しく表現する写真や 決定的な瞬間をバランス良くまとめる写真など 様々な表現力があると考える。 . その表現力の根本にある私なりの考えはこうである・・・。 『人を撮るためには、人を理解しなければならないということ』 だから私が大切にしていることのひとつに、 自分の感情を素直に曝け出すという方法がある。 自分の伝えたい感情や 今、その瞬間を共に感じてもらいたい感情や 場面は様々。 撮影が始まれば色々なことに気を張り巡らせる。 お客様の様子もみながら自分の流れというものを探し出しできるだけ早く行動に移す。 そして、相手の気持ちを受け入れたいという想いは その流れの中で・・・ 素直な感情を被写体も・・・ 私達も共に見せ合いながら・・・ そして感じながら・・・ 一枚一枚の写真というカタチで残していきたいと考える。 . このシーンは、撮影を始めようと階段を上り終わった瞬間 私の目に飛び込んできたその光景が とても愛おしく感じ 近くにあった椅子を急いで持ってきて 真上から撮った一枚である。 . 最初に話をしたように、 被写体の全てを汲み取ることは難しいかもしれないが、 その為にどのような方法が必要なのか? という自分なりの考えを持つことが 大切なのではないかとこの一枚を通して感じることができた。

この記事をシェアする