フォトジェニックアーカイブPhotogenic Archive

日常から抜け出して

投稿日:2011/7/30

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最近、自分の中で重視している言葉がある。 「見飽きた日常からの脱出」 ライフスタジオのマインドの部分であげられている一行。 そして、「人生の写真館」というフレーズ。 今回、オープンしたばかりの湘南店へサンプル撮影というカタチで参加することにした時、自らモデルを探す段階で私は自然に「誰かいいモデルの子いないかな」と甘利に相談を持ちかけていた。 だけど、この段階で疑問を持った。 「・・・誰が子供じゃないと駄目だなんて言った?」 今、私がしたいこと。 「ライフスタジオ=子供の写真館のイメージを少し変化させたい」。 せっかくなら、自分が一番やりたい撮影を楽しませてもらおうと思った。 いつもと同じ延長線上での作業にしたくなかった。いい機会なので、いつも一緒に働いているスタッフ甘利のことも、知りたくなった。 メイク専門の学校に通っていた彼女。いつも、ぱっちりお目目できちんとメイクをしてくる彼女。 甘利にも撮影を楽しんでもらいたいと思った。 今回、モデルとしてお願いした彼女は専門時代の親友。今年の初めに赤ちゃんを出産し、ママになった。赤ちゃんの撮影を・・・と思いがちな自分の思考を変えて、あえて家族写真とママが主役の75カットを撮影させてもらった。 旦那様から見ての「奥様」としての彼女、 ベイビーから見ての「ママ」としての彼女。 私から見たら大好きな「親友」としての彼女。 ママになった彼女は本当に変わった。 「母」としての誇り、守るべき尊い小さな「命」を育んでいる「母としての強さ」と「美しく」変化した彼女の美しさを残しつつ、いつもの「日常」を少し忘れて、違う「顔」を残したいと思った。 甘利にメイク道具を持ってきてもらい、メイクをお願いした。いつも、明るくてピョンピョン跳ねているいつもの甘利の表情はなく、真剣にメイクを施している姿を見て、再発見をしたようななんだか嬉しい気持ちになった。 撮影しながら、モデルである彼女と他愛もない話をしながら、時々はアホな事をいいながら撮影した。 「楽しい」と彼女が笑う姿を見て、私はまた、自分の中に確信を抱いた。 もっと、自分が「わくわく」できるような瞬間を探して生きたい。 もっと、自分から「欲しい」と思えるような感情を大切にしていきたい。 ありがとう、Lisa。 ありがとう、甘利。 ありがとう、しゅうちゃん。パパさん^^

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