フォトジェニックアーカイブPhotogenic Archive
君を忘れない
投稿日:2011/11/13
336 0

一枚の写真から、幸せを伝えたい。
見ている人に幸せを感じてほしい。
優しく愛を伝えたい。
ママのおなかの中で、
パパとママの愛を受けて生まれたお子様との
これまでの時間を思い出しながら・・・
ふたりの間に生まれてきてくれた奇跡を、
家族みんなで喜び、慈しむために。
父から子に、力強く。
母から子に、願いを込めて。
子から父に、歌うように伸び伸びと。
子から母へ、感謝を忘れずに。
家族だもの、
生きていればいろんなことがあるのでしょう。
ケンカもする。
嫌いになる。
口もききたくなる。
「うるせーな」
「勝手に入ってくるなよ」
「・・・なんでもない」
「あっちいけよ」
いつかそんな言葉を、
言われることがあるかもしれません。
でも・・・
それも家族。家族だから言えた言葉。
苦楽を共にできてこそ、家族だと思うのです。
切っても切れない縁だし、
共に過してきた想い出がそれこそ山のように、
星の数ほど生まれるのでしょう。
今日がその一歩になってほしいのです。
久しぶりに撮る家族写真。
パパとママが我が子の成長を、変化を、
そして家族への愛を確かめ、新しい気持ちで見つめ返す、
スタジオで過ごす今日が、そんな一日になってほしいのです。
この写真を見ていて、
自分が父親にブンブンと振り回されたことを、
うれしいとき母親に抱きついた日のことを、
思い出しました。
桜の木の並ぶ大きな公園で。
父が見つけてくれた穴場の河原で水遊びをしながら。
運動会の帰りに、キラキラのメダルを胸に輝かせながら。
父の日に僕と弟と妹の3人で、
父に歌のプレゼントをしたときや、
母の誕生日に、
河原で集めたしろつめ草で花の冠をプレゼントしたときに、
抱きしめ、ブンブン振り回された日のことを・・・
子どもの頃は何度も何度も抱きかかえられて、
そのたびに母からは「重たくなったわね」と言われ、
父からは「もうだっこはカンベンだな」と笑われました。
でも、
子ども一人分くらいの重さは受け止めてください。
むしろその重みを、うれしく受け止めてほしいのです。
それだけあなたの子どもが成長したのです。
大きくなったっていうことなのです。
子どもはいつの時代も親に守られているし、
同じように、親は子どもに、守られてきたのです。
弱さを強さに変えられたのは、家族の愛。
決して消えることのない家族の愛を、こうして時々でもいい、
ここにあるもののすべてを、その手で抱きしめて確かめるために、
ここに残す家族写真の意味を、
私たちスタッフももう一度考えなければいけないですし、
そして、
ご来店いただける皆様にも、もう一度考えていきたいのです。
家族の愛をどう残していくのか。
胸に手をあてて。
ゆっくり目を閉じて。
初めて我が子の名前を呼び、抱きかかえたあの日を思い出して・・・。
この記事をシェアする