フォトジェニックアーカイブPhotogenic Archive
最小単位
投稿日:2011/11/23
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今月、集中をしているクローズアップ。
西リーダーのブログにもありましたが、被写体そのものに集中をする必要性があります。
これ以上寄れないギリギリまでクローズアップして四角に収める。写真は引き算とよく言われますがクローズアップを撮り続けていると、引き算によって最小単位を見出しているかのように感じました。
ここまで寄り、クローズアップした写真がモニターの画面に出たときのご両親の反応が、何というかまるで花火が夜空へ打ち上がったような雰囲気のことがあります。
やっぱり、クローズアップはあって嬉しいものなので、それを最善の状態で、撮りたいと思っています。
ただ、比率はこのくらいで、眉から何センチ上できればいいという明確な基準はなく、被写体によって様々です。
それが難しい面でもありますが、その子ならではのオリジナルな写真を撮ることができる ということにもなってきます。
全てのクローズアップでライティングと、余白の入れ方のバランスが共通のポイントになってきます。撮った写真をじっと見ながら、昔の自分の顔と今の自分の顔の違いを考えました。
今は、子供のころに比べれば当然、肌荒れ、シワ、くすみ等・・・ある肌になってしまいましたが、子供の肌はなんて美しいのでしょうか。
頬の丸い加減も当然今だけのものだと思います。
数年後、この写真を見ながら小さかったわが子を思い出し、顔を触った感触、わが子の口癖や好み・・・そんなことを思い出す手段になってくれればと思います。
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