フォトジェニックアーカイブPhotogenic Archive
untistyle
投稿日:2011/12/27
254 0

構図やバランスに拘って、全体のバランスばかり考えていた時期があった。
それから暫くして今度はバランスを崩したい気持ちになった。
拘りすぎたのか、整えていくうちになんだか窮屈に思えてきてしまった。
ここでこの場所から、後ろのインテリアは…決めつける自分の頭の堅さが嫌になっていた。
普段撮影していない場所に行ってみるとか、そういうことではない。
どこだって関係ない、自分の撮り方や画角を壊したいのだ。
そんな時に撮影した写真。
彼のコーディネート、小さな顔に大きな帽子。
それが似合っていて、コーディネートを活かして撮りたいと思った。
帽子を下げてみて?もっともっと隠れちゃうくらい。
彼の動作の魅力を撮ろう!と感性の赴くまま、計算は何もせず撮った。
うまく説明できない、微妙なバランス、距離感。
それは普段自分が頭で考えている時には出てこないものだった。
計算、レパートリー、スタイル。そこから一瞬だけ抜け出れたかもしれない。でもよく掴めない。
頭を使わずに撮ったこの写真を理論ではなく感覚的に気に入っている。
この記事をシェアする