フォトジェニックアーカイブPhotogenic Archive
光と影の間
投稿日:2012/1/28
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遅い時間しか撮影できない写真。
「光の無い」という状況でないと出せない光と影の差。
これを撮りたくてわがままを聞いてもらって撮影させてもらった一枚。
影がなければ光もまた存在しないことと同じ。
そう感じるからだろうか。
影の存在感がある写真が好きで写真を撮るとき光を見るというより、影を見ているように感じる。
(プロセスとしては同じことなのだけれど)
フイルムの時代もデジタルの時代も写真を仕上げるときに後から加工を加えることはできる。
でも、それをせずに完成させるためには撮る前からイメージを明確に強く持つ必要があると思う。
この一枚に至るまでずっとイメージを膨らませてきた。
頭の中で完成形を思い浮かべながら撮影する。
当たり前のことだけれどもその度合いをさらに高め続けていくことで一歩一歩、写真が上達していくと信じている。
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