フォトジェニックアーカイブPhotogenic Archive

The kazoku

投稿日:2012/4/20

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桜が舞い散る道の中を6人の家族がハート(love)を持って一つになる。
周りには沢山の人々がいたのだが、我々を微笑みで見つめてくれた。
父を名前で呼んでいる子供達、
対等な関係性を持ちながら父に対する尊敬の気持ちを自然に持っている。
子供達はそれぞれ家族の一員として各自やる事を知っている。
子供らしい。 
撮影が終わって一人でゆっくりと写真を見た。
野外撮影の良いところはゆっくり時間をかけて撮影した写真を見れることかな・・・
お客様には申し訳ない事ですか・・・
実際撮影した写真ではお父さんの表情が笑っているものが多いい。
実際、撮影中も一番笑っていたのはお父さんだった。
しかし、私はこの写真が好き。
もくもくと前を向いて歩いているお父さんの姿。
家族を引っ張っているお父さんの背中の後には、子供達を守って、家族を守っているお母さんの可愛い姿が見える。
後には長女、長男、次男、最後の妹がいる。
はたして、私は子供達にどんな背中を見せているだろう。
最近、ライフスタジオでは空間撮影及びストーリ性がある撮影を心かけている。
しかし、現実には撮影する人がシャッターを押す瞬間、すでにその写真には撮影者のストーリー(感性)が働いている。それを意識するか、しないかの問題である。
私は良い写真が何なのか分からない。
今までも、これからも自己満足で終わるかも知れない。
数日が経って、もう一度この写真を見た。
良い写真ではないかもしれないが、10年後子供達が成長して、久しぶりに家族が集まり、偶然にこの写真を見て、皆が笑える写真であれば幸いかなと思った。


 

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