フォトジェニックアーカイブPhotogenic Archive
習作:動きの流れ
投稿日:2012/4/30
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カメラマンとしてのレベルを上げるためには、他のカメラマンの優れた写真を分析してその撮り方を学ぶことが大切だ。
同じ青山店の岡村さん、彼女は被写体に寄り添うのがとても上手だと思う。
こどもを自然に遊ばせてあげて、画面を切り取る。写真にはこどもを見守る彼女の優しいまなざしが感じられる。
わたしはもともとは絵画が好きだ。計算された幾何学構成や画面分割、色彩理論などに興味があり、どちらかというと撮る写真も理性的であると思う。そんなわたしが岡村さんの良さを取り入れられたら、より魅力的な写真になるのではないだろうか?
彼女がよく撮る場所にこどもを座らせ、カメラ目線でないものを撮ろうと思った。そしてわたしが得意とする画面と色彩のバランスを活かした写真・・・。
フラワーカフェ周辺は色味が多いため、画面が雑然とすることが多い。そこで、撮影に入る前にものを出来るだけ減らすことで、画面を整理するように心がけた。
以前のインテリア工事の際に、わたしが描いた壁面の3本の木。やや斜めから見るとそれぞれの木が緩やかにカーブを描いて見える。そのラインとこどもの横を向き片足をあげた姿勢による動きが一体となって、写真全体に縦にアーチのラインを感じる。
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